修行としての短眠

それゆえに、睡眠をいわば必要悪か、無用の長物とみなす人がいる。

眠るのはなまけることだ、という短絡した発想である。

寝る間もおしんではげみたい人にとって、1日の3分の1を寝てすごすのは、時間の浪費とみなされるのもとうぜんかもしれない。

むかしからたくさんの人が、眠りについやす時間をきりつめ、しごとや学業にまじめに努力したのも、むりからぬことだ。

単純に計算すれば、機械みたいにやすまずはたらくと、生産性はあがるだろう。

しかし、すでにご承知のように、生きものには活動と休息のリズムがうまれつき体内にセットされている。

睡眠時間を犠牲にしても、それに比例した利益がえられるわけではない。

睡魔とたたかい、羽毛 布団の誘惑に打ち勝ち、しかも心身の健康を維持するために、たいへんな労力をはらわなければならなかったはずである。

とはいえ、それはそれなりに成果のあがったことであろう。

眠りは無駄か

睡眠時間をけずってまで、起きているからには、それなりの理由がなければならない。

せっかく朝寝をたのしむ余裕があるのに、むりしてまで起きている必要が、ほんとうにあるのかどうか。

しかし、ほんとうにやる気があるならば、かなりのところまで短縮できるはずである。

俗世界の功利中心の動機にせよ、求道者たちの純粋で強固な宗教上の動機にせよ、短眠は実現可能である。

眠りは、意識レベルの低い状態だから、眠っていることを明瞭に自覚したり、睡眠中のできごとを正確に記憶したりはしない。

それゆえに、眠りは空白の時間だ、とみなされることがある。

高級 羽毛 布団で眠っているときの生産活動はないのも同然だ。

時間の価値のたかさで判断すれば、生産性のない時間は無意味であろう。

ぐだぐだ生活は人の望みかも

もちろん、研究に集中できる時間を多少むりしても確保した。

昼間でも雑用にわずらわされず実験ができるように、日程を配慮した。

こんなことをして、病気にでもなったらどうしよう、なんて思いはすこしも念頭になかった。

だから、このときは心身ともに充実していて、しかも時間を自分の自由にできる余裕があった、といえよう。

それ以来、わたしが布団 羽毛ですごす時間は、一夜に5.5~6.5時間と安定している。

以前にくらべると、2時間ほど短縮したことになる。

そのせいか、たいてい寝つきも寝おきもわるくない。

ただし、海外で時差ぼけにかかったときは別である。

そして、はやく停年になって、毎日ごろ寝して暮らしたいものだ、という願望はいまだ衰えたことはないが……。

意外となんとかなるもんだ

わたしも40代のなかばに、時刻の決まった実験のため、こまぎれにわずかしか眠らない生活をくりかえしたことがある。

4時間の間隔でおこなう、あわただしい実験のあいまに、約1時間半ずつ、手のすくときがあった。

夜間はこれを休息期にあてるわけだ。

白衣を脱ぎ、研究室の椅子をならべて横になり、羽毛 布団 通販をかぶる。

寝すごすと、だいじな実験がふいになるから、緊張はあまりとけない。

じっさいに眠れた時間は、一夜に合計3時間以下だったろう。

こんな生活を断続的に、3年間にわたってつづけたのだが、とくに体調をくずした、という記憶はない。

当時、この研究にかける情熱には、なみなみならぬものがあったし、日ごろ低迷している体力ではあったが、なんとかもちこたえることができた。

睡眠時間の変化

ついでに、後日談にもふれておこう。

それからさらに6年たったとき、どうなっていたか。

8時間睡眠者の1組と6.5時間睡眠者の1組は、すでに離婚し、別居していた。

アメリカではよくあることだ。

かつての8時間睡眠者の妻のほうは、いまではいつも6~8時間寝る習慣になっていた。

かつての夫は、いまでは睡眠時間が0~7時間と不規則で、平均すると約5時間であった。

かれは、例の実験に参加したおかげで、羽毛 布団 販売での眠りについての考えがすっかり変わって、寝不足はこわくなくなり、たいへんありがたく思っている、とのことだった。

かつての6.5時間睡眠者の妻のほうは、つづけて5日間は毎夜4~5時間眠り、つぎの夜は8時間寝て調整する、という習慣を確蹉していた。

これも、例の実験に参加したおかげだそうだ。

かつての夫は、6.5時間か、いくらかすくなめという、むかしどおりのパターンをつづけていた。

睡眠時間は伸び縮みする

さて、限界に達したのち、被験者の若夫婦たちには、到達した最短睡眠量に30分を追加して、二ヵ月以上その状態をつづけてもらうことにした。

それが終わると、こんどは好きなだけ羽毛 フトンで眠ってもらうことにした。

それから半年たって、この人たちの睡眠時間はどうなっただろうか。

実験まえ、一夜に8時間眠っていた3組では、例外なく睡眠時間が短縮して、5.5~7.3時間(平均は6.4時間)というところにおちついた。

脳波記録からみた正味の睡眠量は、5.7時間というすくなさだった。

1年後に睡眠時間はさらに短縮して、6.1時間になっていた。

いっぽう、もともと短眠傾向の組では、もとと同じ6.5時間にもどってしまった。

この実験結果からみるかぎり、健康な成人のばあい、約6.5時間という値に意昧がありそうだ。

いつもこの程度の睡眠量があれば、むりなくやっていける、ということだろう。

それゆえ、ぜったい8時間眠らなければならない、と信じる必要はなさそうだ。

だれでも、1、2時間くらいなら努力しだいで睡眠量をへらすことができる、というわけだ。

短眠でも問題ないようだ

この長丁場の実験のあいだ、被験者たちの健康や気分にどんな変化が認められたか。

全員が仕事に支障はなく、心身に大きな変化はなかったようすだった。

しかし、羽毛 ふとんでの睡眠を短縮させるさい、6時間以下になると、朝起きるのがつらく感じ、疲労感と眠気に悩まされた、という。

短縮できる限界は、過労寸前というところにあった。

しかし、作業能力のテストでは、睡眠短縮によって、とくにいちじるしい影響はなかった、とのことである。

では、眠らなかった時間をなににつかっただろうか。

かれらは、勉強や読書、映画やテレビの鑑賞、運動にあてた。

ある夫婦は、あまった時間で性生活を充実させた。

しかし、いちばん若い夫婦は、寝不足の疲れのため、セックスの回数も中味もおちてしまった、とこたえた。

睡眠薬の代わりになるもの

入眠の促進には、羽毛 ふとんでの就床前に筋緊張をほぐしリラックスした状態をつくり出すことが有効です。


代表的な方法として自律訓練法や漸進的筋弛緩法があり民間療法にもとり入れられています。


自律訓練法とは注意の集中や自己暗示の練習を行うことで、リラックスしている際の心身の状態を意識的に得られるように訓練を行う方法です。


また漸進的筋弛緩法とは、骨格筋の弛緩により覚醒水準の低下を促す方法であり、指示に従い個別の筋群の収縮と弛緩を交互に行っていくものです。


そのほかリラックス法としては瞑想法、気功、マッサージ、半身浴、アロマテラピーなどがあります。


漢方薬で不眠症に保険適応とされているものは、大柴胡湯、柴胡桂枝乾姜湯、半夏厚朴湯、抑肝散、帰脾湯、酸喪仁湯、温経湯などがあります。


これらにはハンゲ、サイコ、オウゴン、カンゾウ、トウキ、オウギなどの生薬が配合されています。


多くは神経症や更年期障害にも有効とされており、自律神経系の活動や気分の安定化により睡眠促進効果を発現します。


サプリメントではメラトニン、ビタミンB12などがあげられます。

睡眠薬と安定剤、睡眠導入剤の違い 2

エチゾラム(デパス)のように、睡眠薬としても安定剤としても使われるものもあります。


睡眠薬として使用される非ベンゾジアゼピン系薬物は抗不安作用は持たないので安定剤として使われることはありません。


ベンゾジアゼピン系および非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、作用時間の長さによって、超短時間作用型、短時間作用型、中間作用型、長時間作用型の4つに分類されます。


これらは、不眠のタイプによって使い分けされます。


入眠困難が目立つタイプには、超短時間作用型あるいは短時間作用型の睡眠薬が使用されます。


・・・このようにおもに入眠目的で使う睡眠薬のことを睡眠導入剤と呼ぶことがあります。


しかし前にも言いましたが、睡眠薬に頼る前に自分で気持ちのいい布団 羽毛にするなどの努力も必要です。


できれば薬には頼らないようにしたいものです。

睡眠薬と安定剤、睡眠導入剤の違い

睡眠薬は・・・


1.バルビツール酸系


2.非バルビツール酸系


3.ベンゾジアゼピン系


4.非ベンゾジアゼピン系


・・・この4つに大別されます。


安全性などの面から近年おもに使用されているのは、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の薬物であり、睡眠薬といえばこれらの薬物を指すといってもよいでしょう。


安定剤は正式には抗不安薬と呼ばれますが、ほとんどはベンゾジアゼピン系薬物です。


ベンゾジアゼピン系薬物は、いずれも催眠作用、抗不安作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用の大きく4つの作用を有していますが、それぞれの薬物によってこれらの作用の特徴が少しずつ異なっています。


基本的には、ベンゾジアゼピン系薬物の中で催眠作用の強いものが睡眠薬として使用され、催眠作用が弱く、抗不安作用が強く、作用の持続時間が長いものが安定剤として使われます。


睡眠薬を使う前に、寝具を気持ちのいい羽毛 布団にするなどして出来る限りの努力をすることが大切です。